Lyrics


Quarrel - EP


キャラメリゼ・ドリーミング

作詞曲:シシド

Vocal:音街ウナ


スリーツーワンで落っこちて

微睡んでゆく視界に角砂糖を

溶かしてくるっとかき混ぜて

甘い夢見れたらいいな


かなしいことにいつも世界は非情で溢れていて

正しいこと そうじゃないこと

0 or 100で決めようとして


いつになって収まんない 矛 矛 盾の応酬

聞く気ないなら論戦なんてやめちゃって

離れて暮らそうよ


Ear to mouseは通せんぼ

なら いつだって言の葉は一方通行

Eye to eyeは幻想で

期待しないほうがいいね


おっとっとってひっくり返した

お盆の中身にはお砂糖を

溶かしてくるっとかき混ぜて

ありさんにあげちゃえばいいよ


かなしいことに晴も雨も留まらず繰り返していて

楽しいこと そうじゃないこと

ごちゃ混ぜで苦くなっていく


ぐるぐる巡る不幸と幸 次第に傷が増えて

くるくる来たる将来なんて捨てちゃって

寝て過ごしたいよ


スリーツーワンで落っこちて

微睡んでゆく視界に角砂糖を

溶かしてくるっとかき混ぜて

甘い夢見れたらいいな


憂悩だって放り込んで

火にかけて上手に焦げをつけて

美味しくなったとこで

食べちゃえたらそれがいいね


目が醒めるたび 冷たい部屋の空気を吸って

ちょっとさみしいや けどもう少しだけ

明日を信じても いいよね?


スリーツーワンで一直線

まだ見ぬ異世界への逃避行は

もう少しだけ置いといて

デザートにするのがいいね


陰湿なイジワルや

理不尽に晒されてアザを増やして

泣いちゃいそうなときは

キャラメルおひとついかが?


疲れちゃった今日くらい

甘い夢見れますように


エンゼルヘイロウ

作詞曲:ぐちり

Vocal:音街ウナ


透明な天使の羽は 誰の目にも映らない

聡明な貴方の事だ 解ってくれるだろう


深淵は幽玄の最果てにて 手招いた悪夢に魘される

蒙昧めいた妄言に踊った まるで悪魔に唆された様

魅了された心と躰を蝕む 甘言に縛り付けられた姿

叫ぶ声 喉は裂けている それでも訴え続けていた


───その影に映っているのに───


目に見えない 触れられない 輝く白い光に

今 頬を撫でるように そっと 風が吹いた

消えない胸の傷みに 祈りと癒しの口付けを


夢に見た その姿を 幻のままにしないで

夢に見た その姿で 現われて 今此処で


透明な天使の羽根は 二度ともう還らない

わかっていたんだよ もう いないことも

Shimmer - EP


テレスコープシック

作詞曲:ぐちり


街の灯りが点いたり消えたり 騒ぎ出した誰かの誕生日

賑やかな人並みを掻い潜った先に キミを見つけたのさ


「はじめまして」を交わすこともせず

ただ眺めるしか出来ないけれど

いつもいつでもボクの視線は キミの姿を追っている


手のひらを広げて丸めて繰り返して

指で輪を作ってみたら何か見えるかもって

子供じみた妄想を信じているんだよ


Let’s lookin'!


そっと鍵穴 覗いてみれば キミのことが分かるのかな?

なんてバカらしいこと思い浮かべて 眠る 真夜中、午前2時

近くて遠い心の距離 知る由もない視線の先には

無数の星たちが ギュッと きらめいていたら

それだけで嬉しくなっちゃうな


テレスコープシック



キミの心 覗いてみれば 伝えたいこと見えるのかな?

なんて呆れちゃうほど 思い浮かべているよ

四六時中 夢中!


Let’s singin'!


キミの瞳 覗いてみれば ボクのことも映るのかな?

なんてふざけたこと口に出しちゃって

困って わからなくなっちゃったんだ

近くて遠い心の距離 縮めようとするほど離れていく

掴めぬ星のように ずっと輝いて見える

あの日からボクのお姫様


テレスコープシック



いつも見てるよ


CU

作詞曲:シシド


あのね あのね あのね

ってまた心の中で

言いたいことが溜まっていく

あれも これも 頑張ったんだって胸を張れたら

いつかまた褒めてくれるかな


それで それで それで

って毎晩物語の

続きを待ち侘びて

微睡んでゆく意識の外 あたたかさが

常夜灯に溶けてゆく


このままここに居れると

当たり前がいつまでもあると

無邪気に信じ続けられりゃいいのに

無常の響きがあると

花の色が教えてくれると

唱うたび過去は千切れてゆく


空っぽの心一個携えて

流し見で済ました映画の一幕

ザ・ミザリー イン・ザ・フィクション

ロンリーロンリーガール

穿った観方棄てたら

泣けたりすんだ


あのね あのね あのね

もうちょっと一緒にいれたら

きっとまた笑えたって

後の祭りばかりで虚しくなっちゃうけど

捧ぐこの花束を


空っぽの心一個抱きしめて

ぬくもりで満たした記憶の一幕

置き去りのノンフィクション

ロンリーロンリーライフ

縋った居場所は無しに

征くしかないな


空っぽの心一個携えて

改めて眺めた映画の一幕

ザ・ミザリー イン・ザ・フィクション

ロンリーロンリーガール

泣いて泣いて泣きやんだら

またいつか

Hollow - EP


I am hollow

作詞曲:シシド


水平線の向こうを目指して

いつか沈んでしまった

あの船は二度ともう戻らないの?


地上での羽化をただ目指して

密かに死んでしまった

土の中のセミに光は届かないの?


形を持って襲いくる憂鬱と不安を

飲み干して中毒で死ぬ


もう 心なんていらないや

手先を鈍らせるなら

ほら 痛みなら耐えるから

跡形もなくしてよ


どうだっていいよ

今日も明日明後日も全部


躁だっていいよ

ドアノブが握れるなら


形をいつか無くすこと恐れているのも

馬鹿らしいけど振り払えず


もう ここから動けないや

手足が重すぎるから

ほら 空っぽの心臓なら

あげるから助けてよ


月の裏側にうさぎがいた!

作詞曲:ぐちり


『2XXX年…地球は度重なる争いにより、更地と化していた。』

『それから幾年。地上を諦めた人類は、やがて安住の地を求めて宇宙へと進出する。』

『その第一歩として足を踏み入れたのは、‘‘月’’…。』

『あらゆる困難が待ち受けるであろう‘‘宇宙開発計画’’に、今…1人の青年が名乗りをあげる。』

『人々の期待を一身に背負った彼に待ち受けるものとは果たして…希望か、絶望か。』


「どうもみなさんこんにちは 土足失礼いたします」

「地球から参りました 私、xxxと申します」

「すったかたった飛んでやって来ました 連絡無しにすみません」

こんなこと言ってたって 誰も見当たらん クレーターばっか


血の滲むような努力の末 たどり着いた夢の宇宙飛行士

人のため世のために 探索任務遂行中

見覚えあるような何かが目の前を過ぎ去った


「いやいやいや、そんなまさか、いや、うん、そう」

「これは絶対に見間違いだと思うんだけれども…」

「いや念の為、念の為ね?万が一の場合に備えてね」

「よし決めた、行くぞ…追いかけるぞ…待ってろ!」

「なんだあれは? 白い綿? いや、違う!アイツは…」

「うさぎ、だ…」


(ぴょーん、ぴょぴょーん)

あっちゃこっちゃ大変だっちゃ 跳ねて廻って

月の裏側に…うさぎ楽園(パラダイス)!?

右も左も モフモフ天国

(ぴょーん、ぴょぴょーん…ぴょんぴょんぴょぴょーん)

もう一歩足りともここから動けません(笑)


(ランランランラン…ランランランラン…)

跳ねては廻るうさぎの円舞曲(ワルツ)

(ランランランラン…ランランランラン…)

いつまでもここで踊っていたいな


遂に迎えた別れの時だ どこか寂しげでつぶらな瞳よ

また逢う日までしばし別れだ さぁ…時は来た!


(ぴょーん、ぴょぴょーん)

あっちゃこっちゃはちゃめちゃ 縦横無尽さ

月の裏側に…うさぎ楽園(パラダイス)!?

右も左も モフモフ天国

(ぴょーん、ぴょぴょーん…ぴょんぴょんぴょぴょーん)

また来るから待ってろよ天使たち!(泣)


『1人の青年は誓いを交わした』

『いつの日か、また天使たちと相見えることを』

『これは、そう遠くない未来の話』

『人々の未来は、希望に溢れていることだろう!』

『なぜなら、月の裏側にはうさぎがいるのだから…!』


って夢を見たんだけどさ、どう?

garbage - EP


チェイシング・イエスタデイ

作詞曲:シシド



長い夢から目覚めた

心 ところどころズキズキ

えらい月日が流れて

いまだ 閉まらずある心のカギ


灰色から色づく

景色と四季の香が折々

脳の中でぼやけて

消えてゆく輪郭をつかんでみる


まるでウソのようにキラキラと輝く

メッキは剥がさないでね


いつか忘れる思い出に

縋るのはムダだと知って

それから 前を向こうとして

迷子になっちゃって 情けないね


きっと夢見る少女のまま

いることは許されないでしょう

だけどさ もう少し浸らせてよ


長い夢から目覚めた

ここは いやなことで溢れているから

古い写真を眺めて

独り むなし 今日も時間旅行


まるでホントのように匂いまで感じる

幸福を奪わないでね


いつか忘れる思い出に

縋るのはムダだと知って

それから 前を向こうとして

迷子になっちゃって 情けないね


きっと夢見る少女のまま

いられない わかってるんだよ

だけどさ もう少し浸らせてよ


サルベージフロムガーベッジ

作詞曲:ぐちり



いらない いらない 必要ない 廃棄場満杯の掃き溜め

知らない 見たくない 聴きたくもないことばかり流れつく 理想郷さ


汚い 汚い 欲だらけ排気 衛生上は万事ダメ

嫌な事はゴミ箱へ ついでに余計な思い出もバイバイバイ


「あれ?思い出せない?」「別にいいかそんな事は」

忘れていたことも忘れました


くだらない誹謗に飽き飽きしてました 破綻した論理を詰りました

大切にしてたものが壊れていってしまいそうで

あぁ 吐き出したい言葉 不平不満 胸の奥深くに隠しました

心の声も隠しました 誰にも拾われないように


いらない いらない 必要ない キャパシティオーバーの肥溜め

知らない 見たくない 聴きたくもないことばかり溢れてる世界


汚い 汚い 虚偽だらけ 私利私欲万歳の吐き溜め

嫌な事はゴミ箱へ ついでに余計な人生もバイバイバイ


「あれ?何故思い出せない?」「大切だったはずなのに」

忘れていたことが思い出せない わからないまま

胸に空いた孔を 埋めるように求めたものは 愛でした


つまらない誹謗に心が死にました 嘲笑ったお前が殺しました

大切にしてたものが壊れていってしまいました

あぁ 吐き出したい救難信号 胸の奥深くに隠しました

心の声も隠しました 「たすけて」なんて言えませんでした


希望はさっさと捨てました 未来もさっさと捨てました

大切にしてたものは私が全部壊しました

あぁ 吐き出したい言葉なんていうのは とっくのとうに忘れました

夢などお門違いでした ゴミ箱みたいな人生でした